TKM備忘録

仕事、家族、大切なこと忘れないように書いておく

潤へ

立派な大人にならなくてもいい。

元気で笑顔で幸せな人生を送ってくれたらそれでいい。

仕事は何だっていい。

ただし、心から楽しいと思える事を仕事にしてくれたらそれが一番いい。

 

私は人の為の仕事を今までしてきた。

交通事故の事故相談及び示談

銀行の融資係及び債権回収

 

じぶんのためでは無い。契約者やお客様のためにそして会社のために。

成績は上位。中々立派。県でも毎年5指に入る事故解決数、顧客満足度

県で1位の融資金額。

 

契約者の為にできる限り頑張った。時間外夜中の事故も休みの日の事故も年末年始の事故だって現場に走った。県外だってしょっちゅう走った。我武者羅に頑張った。自動車工場の社長ともしょっちゅうやり合った。被害者との示談の際には必ずと言っていいほどやりあった。相手損保ともやり合った。言い合って言葉で切りつけあった。その結果でその成績。

けど100%は無理で顧客満足度93%のわたしは7%の契約者と100%の被害者からは恨まれた。

家族で出かけた買い物先のスーパーで遠くから視線を感じて振り向くとその7%がじっと睨んでいた。

 

融資係の時は融資ができない黒(対象外)を理事の声掛けにより、グレーにしたり濁っていない白い部分を探して対象にして融資をした。

 

常に笑顔を貼り付けていた。でも1度も笑えなかった。真剣でしんどかった。心は血みどろで立っているのもやっとだった。しまいには寝てもうなされ、体はだるいまま 目は窪み、40代以降の自分が生きている姿が想像できなかった。死にたいとは思わないが生きていたいとも思えなかった。

そんな仕事をしていた。

 

妻が

そんな自分を助けてくれた。行き場のない私を助けてくれた。

そして潤くんが生まれてきてくれたから生きたいと思える活力がでた。仕事は辛いものという姿を見せたくなかった。仕事を楽しくしている父親の姿を見せたかった。だから今の仕事に転職した。

 

父ちゃんみたいになりたいと半年前ぐらいに潤は言ってくれた。嬉しかった。父ちゃん今1番の人生が幸せが続いてる。妻が居て子が居て楽しい仕事が出来る。

この幸せを大人になった潤も味わって欲しい。